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2009-03
久しぶりに本屋に行き清水義範パスティーシュ100を買う
- 2009-03-14 (土)
- books
しばらくぶりに大きめの本屋をうろつく。いつも買っている「まんがくらぶ」4月号をゲット。しばらく前から続く定価350円はちょっと高めに感じるなあ。
文庫コーナーで、ポプラ社が「少年探偵団シリーズ」を当時の表紙のまま文庫化しているのを発見。平積みにずらっと並べられているのを見て心が動いたが、持ちこたえる。
しかし、ちくま文庫で「清水義範パスティーシュ100」という自選作品集が全6巻の予定として刊行中なのには抗いきれず、棚にある3冊をまとめ買い。「猿蟹合戦とは何か」「インパクトの瞬間」「全国まずいものマップ」各巻とも、既読率は8割くらいか。1冊目「猿蟹合戦とは何か」は、司馬遼太郎とか、丸谷才一とか、柳瀬尚紀とか、明確にモノマネの元が分かる作品が集められています。清水義範を読み始めた当時読書量の少なかった(今も少ない)私は、これらのおもしろみがいまいち分かりませんでした。それに比べて2冊目「インパクトの瞬間」は、「学術書の序文」「国語の入試問題」「取扱説明書」などなど、ありがちな文章のあるあるネタなので、当時読んでも楽しく、そして20年を経た今も古びないので、初読の人に勧めるのにも良さそうです。こういうタイプの文章ネタは、「細かすぎて伝わらないモノマネ」にも通じるものがあるかもしれません。
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殺意の集う夜
- 2009-03-09 (月)
- books
非常に巧妙に張り巡らされた伏線と、それが一気に収束する様には確かに目をみはるのですが、そのあまりの複雑さと精密さに、逆にしらけてしまうような気がしました。
推理小説というのは元々うまくパーツがはまり込むように逆算して作られていて、それがあたかも自然にはまり込んだかのように見せるものだと思うのですが、本作の場合、あまりに複雑な形がきっかりとはまり込んでしまうがために、どんなに糊塗しても嘘くささを隠しきれないというか。
それであるがために作風もブラックユーモア風であるかと思うのですが、それを持ってしても拭いがたい違和感があるように思えました。
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そうめんチャンプルー
- 2009-03-08 (日)
- 食
- そうめんをゆでるの30秒ほどにして、ゆであがったら必ず水で洗って締めること
たまにしか作らないので、毎回これを忘れて巨大なそうめんだんごを作ってしまう。メモ。
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auつながらない
- 2009-03-07 (土)
- 未分類
料金体系を調べたくてauのサイトにアクセスするもつながらず。
みんなも同じ?
(23:30) つながった。というか、operaだとなぜかつながらない。Internet Exprolerだと問題なかった。なぜ?
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フィッシュストーリー
- 2009-03-04 (水)
- books
他の作品で見かけたような気のする名前がちらほら。伊坂幸太郎の作品のほとんどが他の作品とつながりを持っているということは知っているのですが、いかんせん固有名詞を記憶するのが苦手で、そのつながりに気づきません。
つながりなど関係なく、どれも面白い作品なのですが。特に、表題作『フィッシュストーリー』は、「ラッシュライフ」などにあるような、断片的に語られるストーリーが最後に収束するようなカタルシスが味わえました。
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君は永遠にそいつらより若い
- 2009-03-04 (水)
- books
芥川賞を受賞したばかりの作家というはやり物に乗ってみる。日経BPでの千野帽子さんの紹介で、「アレグリアとは仕事ができない」を知って、あわよくば図書館にないかと探したのですが、アレグリアも、芥川賞受賞作の「ポトスライムの船」もなく、本書を借りてきた次第。
地方公務員への就職を決めた大学生が、自分が処女であることにコンプレックスを抱きつつ、逍遙する話。卒業に必要な単位を取って、就職を決めてとしっかりしつつも、全体に流れるダメさは、森見登美彦を彷彿とさせます。他の作品も読んでみたいと思いました。
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壁抜け男の謎
- 2009-03-02 (月)
- books
有栖川有栖と言えば、「学生アリス – 江神二郎」と「作家アリス – 火村英生」の、作者と同名の人物を語り手とした2つのシリーズが有名ですが、本書はそれ以外のノンシリーズ作品を集めたもの。有栖川有栖のノンシリーズと言えば「マジックミラー」「幻想運河」なんかが思い浮かびます。
個々の作品は、様々な事情から書き下ろされているらしくバラエティに富んでいます。本書に限らないことですが、時々急にリリカルな語り方が現れるところが、この方の作品をほかと違うものに特徴付けていると思います。
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仰臥漫録
- 2009-03-01 (日)
- books
仰臥漫録は、正岡子規による、死の前年から死の直前までの日記です。この頃、子規は新聞「日本」紙上に「墨汁一滴」「病床六尺」の名前で死の2日前まで日記風随想の連載を持っていましたが、それと平行して私的に書き続けていた日記です。「墨汁一滴」「病床六尺」との違いは、人に見せることを意識していないためか、ライフログ的身辺些事が多く続くところです。日記は9月に始まりますが、初期に見られる詳細な「食べたもの」記録は、食べるものに異常な執念を燃やしたという子規の食生活が垣間見られて、非常に興味深いものがあります。毎日、朝から飯やら粥やらを3杯4杯と食べ、昼にかつおや鮪の刺身、間食に菓子パンやココア入り牛乳を1合、夜も飯を中心に旺盛な食欲を見せ、献立ごとに「ウマカラズ」などと小書きする記述は、ほほえましくもあり、「お前、病人のくせにどれだけ食うんだよ」と思わずツッコんでしまいたくなります。それら食事の記録の合間に、訪れた友人・同人・門下生のこと、金の無心のこと、家族のことなどが差し挟まれます。
ところが、次第に食事以外の記述は少なくなり、さらに数か月の断絶を挟んだ翌年3月からは、献立の記録も、あれが食べたいこれが食べたいという記述もすっかり影を潜め、ただ鎮痛剤をいつ打ったかのみが記される日々が続き、やがて最後の日へと向かっていきます。子規の食への関心というのは有名でしたが、それすらも消え失せていく後半の日々は、直接的な記述よりも(それもたくさんありますが)なお一層、病苦の恐ろしさを感じさせるものでした。
冒頭には岩波文庫版を挙げましたが、私は実際には筑摩の現代日本文学全集で読みました。なお、amazonは品切れでしたが、岩波のサイトによると、現在入手可能なようです。
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そして名探偵は生まれた
- 2009-03-01 (日)
- books
過去に読んだ「生存者、一名」館という名の楽園でに、表題作「そして名探偵は生まれた」、さらに文庫版には二階堂黎人編「密室殺人大百科」所収の「夏の雪、冬のサンバ」が収められた短編集です。ハードカバーで出たときに買おうかと思ったのですが、当時収録の3編中2編はすでに買っていたので、立ち読みで済ませてしまいました。ちなみに、「夏の雪、冬のサンバ」は図書館で読みました。
歌野晶午さんは、「世界の終わり、あるいは始まり」「葉桜の季節に君を想うということ」などに顕著なように、一時期から確実に、推理小説の枠そのものに挑むような作品に舵を切りました。その一方で、本作品に登場するような、いわゆる本格の短編も多くものしています。本書はその、正統派とも言える作品を集めたものと言えます。
歌野さんの短編は、ときにワンアイデアともいえるようなシンプルな作品もあるのですが、全体の語り口が自分と合っているのか、スムーズに読んでいけます。それでいて、中心のアイデアはしっかりしているので、いつもどおり堪能することができました。
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