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岩原裕二

クーデルカ

18~19世紀イギリスが舞台。

謎の組織に追われる記憶をなくした女性・クーデルカとそれを助けた孤児・ヨシュアを中心としたサスペンス冒険活劇。

表紙見返しの作者からのメッセージ欄によると、これがデビュー作だったとのこと。メッセージを通読すると、創作者としてもっとクオリティを上げたかったという思いと、商業作品としての制約との狭間で悔しい思いをしているような様子がうかがえるように思いました。

確かに、最終巻では初期で触れたチョイ役にも決着をつけるなど、丁寧に整えた感があるのですが、いささか駆け足だったり、そもそも伏線としての利かせ方が弱かったりするところがありました。最後にきちんと畳んではいるものの、作者としてはもっと大風呂敷を広げたかったんだろうなあ、と思ったり。


と、ここまで書いてちょっと調べたら、本作はプレイステーション用ゲームの後日譚という位置づけの作品なんですね。風呂敷を広げたかったのじゃなくて、風呂敷の広げ方に制約があったことへの悔しさだったのか。

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