SFの主要テーマを余すところ詰め込んだと豪語する本作。時は1999年末のロサンゼルス。混乱の中で独立を宣言した「フリーゾーン」に、市当局の軍隊とFBIのエージェントと遺伝子操作によってしゃべれるようになった犬と一億年の眠りから目覚めたアトランティスの爬虫類王国とネヴァダの核実験によって発生したミュータントと知的生命体を食べるのが大好きなカタツムリ型宇宙人と遠い未来からやってきたロボットとナチスが世界を支配したオルタネート・ユニバースの火星で化学実験を行なうナチスの大佐と地球の奥底からやってきた地底人の蛮族が押し寄せる話です。表紙は水玉螢之丞。