2003年05月26日

「クイズ文化の社会学」石田佐恵子・小川博司ほか
文部省の科学研究費補助金を受けて、と言うと、私は『文学部唯野教授』にあるような、アリバイ作りとしての出版、というのをイメージしてしまいます。
で、この本はどうかというと、各人がそれぞれ自分の方法論・視点で書いたと言うことで内容も質もバラバラで、非常に有益な考察もあれば「従来社会学で常識として言われてきたことがクイズでも当てはまりました」というような演習の発表のようなものまであるように思えます。貴重な写真図版が載っていたりするのは確実に収穫でしょう。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください