石持浅海 Rのつく月には気をつけよう ほか

近くの大規模書店に気軽に寄れるようになったおかげもあって、4月以来本を結構たくさん買うようになりました。特に多く買ったのが石持浅海。文庫で出たのはすべて買ったと思います。

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これは、3月のうちに買っていたのですが、引越しのどさくさで読まないままずるずると今月まできてしまいました。その間、Kが先に読んでいたり。この間、病院に行く機会があったときに持って行ったら、待合時間の間に読み終えてしまいました。
いつもながら、事件が起こった直後の冷静な登場人物たちには違和感がありますが、そういう人たちが集まっている、と考えるべきなのでしょう。
推理小説によくある、最初の意味ありげなシーン、いつも読んでるうちに忘れてしまって、大事なときに思い出せないのですが、今回はきちんと気づけたと思います。

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[amazon_textlink asin=’4048728253′ text=’山口雅也の「日本殺人事件」’ template=’ProductLink’ store=’jtcy-22′ marketplace=’JP’ link_id=’3364522f-a1c2-11e8-94d1-8b43a2c8aa76′]のような、少し変わった日本を舞台にした短編小説集。表題作の人柱をはじめ、お歯黒などの日本の風習が今なお残る日本を舞台に、その風習そのものを軸にした謎解き、という舞台設定。ルールを設定して、そのルールの中で謎解きをするあたりも、同じく山口雅也の「生ける屍の死」などを思い出しました。エピローグが秀逸です。

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この2作も、先に挙げた「人柱は-」同様、私たちの世界と異なるルールを設定した上での謎解きです。特に、「ガーディアン」の後半は、ルールを生かしたコン・ゲーム仕立てで、コン・ゲームが好きな私としては大いに楽しかったものの、あまりに冷徹にルールを利用する主人公の姿は少し恐ろしくすら感じました。

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[amazon_textlink asin=’4334740456′ text=’「月の扉」’ template=’ProductLink’ store=’jtcy-22′ marketplace=’JP’ link_id=’59b9f879-a1c1-11e8-901b-db9257627f78′]と関連がある短編集なのですが、月の扉自体は少しだけ読んでまだ読み終えてません。那覇空港を舞台にしたハイジャックという、あまりに近くにある舞台設定が気になりすぎているのだと思います。本作自体はほぼ東京ですべてが完結するのでそういった問題はなく読むことができました。

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酒を飲みながら日常の謎を解決する短編集。肴がどれもうまそうで、1作目に登場した生ガキを見て以来、自分も早く食べたいと日々スーパーをうろついています(まだありつけていない)。
他の作者の短編集と同様、一番最後にちょっとした仕掛けがあって、少しのけぞってしまいました。再読しなくては。

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