2002年12月10日

  • 「ひらいたトランプ」アガサ・クリスティ

[amazon_link asins=’4151300139′ template=’ProductAd’ store=’jtcy-22′ marketplace=’JP’ link_id=’b527ac36-a1c7-11e8-8d63-cf87196d80b0′]4人がトランプゲームをしていて、少し離れたところで人が一人座っている。ゲームが一段落つくと、その人物が殺されていたことが分かる。犯行はトランプゲームの抜け番中になされたはずだが、誰がやったのか?と言う話。「ABC殺人事件」の冒頭にもこの話が出てきます。

古典ミステリー、と言うやつは、犯人の特定に「心理学的方法」と言うのをとって、「こいつはこういう性格だから犯人だ」という、現在となってはちょっと首肯しかねる結論を導くことが往々にしてあります。この本でも、そのトランプゲームのプレイスタイルから誰が犯人であったかを当てようとしているわけですが、しかしこれは納得いく解決でした。少なくとも私は。巻末のコントラクト・ブリッジのルール説明は、ルールを知らない方は必ず先に読んだ方がいいと思います。だったら先頭に置けよ、と言う気がしますけど。

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