- 「未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿」篠田真由美
- 雰囲気、雰囲気。
- 「言語学のたのしみ」千野栄一*
- 千野栄一さんを知ったのは言語学のお散歩だったりしますが、この方の一般向けに書かれた本は、どれも言語学への興味を引かずにはいられないような面白い話題に溢れています。この本だと、一般的な入門書では敬遠されがちな「知名と言語学」「人名と言語学」といった話題が取り扱われています。何より「タモリの言語学」が出色です。発表されたのは1977年でタモリが「ヴォードビリアン」と紹介されています。「ハナモゲラ語とは」とか、「なぜ四カ国語マージャンがそれらしく聞こえるのか」といった問題を本気に論じています。これを読むと、今のタモリには往時の芸の鋭さはなくなっているなあ、と思います。