ダブ(エ)ストン街道

  • 「ダブ(エ)ストン街道」浅暮三文

[amazon_link asins=’B00NF9SNYI’ template=’ProductAd’ store=’jtcy-22′ marketplace=’JP’ link_id=’58dcd21c-a1d6-11e8-848f-ebf232574498′]メフィスト賞受賞作。いわゆる「迷走するメフィスト賞」と呼ばれた時期の作品らしく、人が死んだり、不可解な謎が登場したりして、それに解決が与えられるという形に、つまりはミステリーの形にはなっていません。

どこへ行っても深い霧が立ちこめていて、人々はよすがとするべき物を持たずにみな放浪しながら生活している、という世界は、そしてその物々交換主体の生活は、たとえば「[amazon_textlink asin=’4061856200′ text=’水域’ template=’ProductLink’ store=’jtcy-22′ marketplace=’JP’ link_id=’6175e711-a1d6-11e8-9df2-61ab27b3b830′]」みたいな近未来物を連想させます。世界が一見無味乾燥に見えるあたりとか。
ただ、全くの異世界を描く、と言うのはどうしても記述の不足しがちなものですから、描かれている以上のことを想像しないと似通ってしまうのはどうしようもないところです。見ようによっては、無味乾燥さと抽象化の行きついた果てみたいな「[amazon_textlink asin=’4150103305′ text=’世界の中心で愛を叫んだけもの’ template=’ProductLink’ store=’jtcy-22′ marketplace=’JP’ link_id=’66a717ba-a1d6-11e8-ba03-15da95322941′]」とかも同じに見えてしまうかも。

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