とんこつカレーを作ってみた

シャトルシェフをいただいて以来、最初の週末はタモリカレー、次の週末は野菜と塩こしょうとマギーブイヨンでコンソメスープを作った後にルーを入れてホワイトシチューにした。すっかり、週末ものぐさをするための鍋と化している。

今週末はなにを作るか、と思案していたところ、いつも読んでいる「頭ん中」というブログで、「とんこつカレーを作ってみたら激烈にうまかった」というエントリが出てきた。豚骨を2日ほど煮込んでスープを作り、それを元にカレーを作る、というもの。長時間煮込み系はシャトルシェフのもっとも得意とするところ。これは試してみるしかないだろうということで週末をかけて挑戦してみた。長くなったので「続きを読む」式で。

スープを煮出す

豚骨はスーパーで1キログラム280円で売っていた。これを全部シャトルシェフに入れて、水を入れて煮込み出す。20分ほどで沸騰したので、シャトルシェフに入れる。

以後、朝昼晩に5分ほど再沸騰させ、シャトルシェフで保温するのを2日間繰り返した。土曜の夜に煮込み始めて、今日の夕方まで。1日たったくらいからかなりダシが出ていたが、「2日間」とあったのと、日曜は別メニューの予定があったのとで、月曜まで待つことにした。

濾過と骨はずし

2日間煮込んだ後のスープ 2日間煮込んだ後のスープ

2日たったところで全体を別の鍋に移し、元の鍋に戻すときにザルを使って固形物を濾過した。濾過といってもザルを使うわけで、表面に浮いた脂だかコラーゲンだか分からないものはそのまま鍋に入った。骨と肉とを分離して、肉を鍋に戻すのだが、元のエントリにもあるように、とても身がはがれやすくなっているので、箸でちょっと突っつくとポトポト落ちていくので楽。ただし、大きい骨を大体処理し終わると、最後に小さいくず骨とくず肉が残る。これが面倒だった。

ダシを取られて、身をはがされた後の骨。 ダシを取られて、身をはがされた後の骨。

タマネギ・肉投入

「頭ん中」の紹介では、具はあめ色に炒めたタマネギだけということだったけど、ちょっと不安だったのでカレー用豚肉を買ってきた。あと、タマネギもあめ色まで炒めると食感がなくなるかと思って、タテにいくつかに割って、そのまま入れることにした。2つ入れたけど、1つ目を4つ割りにしたらさすがに大きかったので、2つ目は6つ割りにした。

肉はソテーしてから入れた。 肉はソテーしてから入れた。

肉はあらかじめ一口サイズになっているものがグラム99円だったので、200グラムほど。サラダ油を引いたフライパンで焼き目をつけてから投入。ソテーの途中で赤ワインも入れてみたけど、あんまり効果がわからなかった。

仕上げ

一通り入れたところで、カレールー投入。スーパーで一番安かった「とろけるカレー 中辛」。入れてみてしばらく煮込むが、かなり水っぽい。「?」としばらく考えたら、鍋の大きさがふつうでないことに思い当たった。もらったシャトルシェフは4.5リットル入る。それにほぼいっぱいにスープを作っているので、水分は4リットル以上。「とろけるカレー」の標準の作り方では、水の量は1,300mlで、明らかにルーが足りてない。急遽スーパーに行って買い足し。標準1,300mlから言ったらルー3パックがいいんだろうけど、2つ入れたらいい感じになってきたので止める。元々スープがかなり濃い味なので、3つ入れてしまう必要はないと判断。

できあがり。 できあがり。

完成・食べてみる

以上で完成。ご飯に盛って食べてみる。

盛りつけ。真ん中は刻みねぎ 盛りつけ。真ん中は刻みねぎ

たいていの料理はカレー味にした時点で全てカレーが勝ってしまうのだが、このカレーはとんこつ味がカレーといい勝負をしている。どっちが主役だか分からないくらい。味見の時点でこの味に気がついたので、「カレーというより豚骨ラーメンのつもりで食べた方がいいかもしれない」と、刻みねぎを用意して大量に盛った。

刻みねぎは大正解。全体に煮込まれてトロトロになった具材の中で、シャキシャキと食感のアクセントをつけてくれた。1皿につき長ねぎ5センチ分くらい入れてちょうどいい感じ。万能ねぎ(青ねぎ)よりも、白ねぎの方がいいように思った。添え物も、福神漬しか用意がなかったのでそれで食べたが、紅しょうがの方がこのカレーには合うと思う。

というわけで、とてもおいしくいただきました。ただ、さっきも言ったように、作った量は4.5リットル入りの鍋にたっぷり。今後一週間は毎食食べても無くならなさそうな量を作ってしまった。どうしよう……

とりあえず、考えていること。

  • とんこつカレーうどんはどうだろう
  • 中華麺を入れて、とんこつカレーラーメンもいけるかも
  • 豚の中味をゆでて、別で盛るのも作戦かも。

ほかに何をしようか。

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