迷宮、君の望む死に方


記憶を無くした患者が「特別な治療」と称して読まされたのは、今どきありふれているように思えるストーカー殺人の記録。しかし、読み進めるうちに患者にはだんだんとある疑念が芽ばえ……
清水義範の、本格ミステリー。読まされる記録は新聞や週刊誌や手記や手紙やで、パスティーシュの名手としての氏が好きな方はこれだけで充分楽しめるはずです。さらに、本格としての謎解き。どちらも水準以上、と思うのですが、大半を占める週刊誌の記事には、(小説の)読者の便宜をはかって書かれたように感じる部分がままあって、

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