- 「デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方」荻窪圭
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予想どおり、素晴らしい本でした。
先述のとおり、荻窪圭さんはIT Mediaで今日から始めるデジカメ撮影術、ascii.jpで荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”を連載しています。私は動物写真にあまり興味がないので、後者は読んでいないのですが、どちらも100回を超える長期連載なので、大変ためになるものの、後から実際に撮影しようというときに思い出すのが大変です。
この本では、そのエッセンスが一冊に詰まっていますので、通読すれば上記の連載を読んだのと同様の知識を得ることができます。さらに、本書の構成は撮りたいもの別に「花」「カフェのランチ」「動物園」といった感じで、それぞれ見開きでポイントが押さえられていますので、いざ撮ろうという時にもパッと見返すだけで住みます。
私も、前述の「今日から始める~」を読むまで、「シャッター半押しでオートフォーカス」くらいしか知らず、EV、ホワイトバランス、絞り、シャッタースピードの使い方はこの連載で知りました。いずれも、知っていればちょっとのことで写真がぐっと変わるはずです。
しかし、東京に行く前にこの本を読んでおけば、この間の写真ももう少しましになっただろうに……
余談ですが、本文中「上手に撮れば逆光の方がやわらかく撮れていい面もあります」「頭の上に余計な空間を作らない」「空が1/3、海や地面が2/3」といった内容に、「究極超人あ~る」の光画部を思い出してしまってちょっと笑ったのですが、これは穿ち過ぎだったでしょうか。