久しぶりに本屋に行き清水義範パスティーシュ100を買う

しばらくぶりに大きめの本屋をうろつく。いつも買っている「まんがくらぶ」4月号をゲット。しばらく前から続く定価350円はちょっと高めに感じるなあ。

文庫コーナーで、ポプラ社が「少年探偵団シリーズ」を当時の表紙のまま文庫化しているのを発見。平積みにずらっと並べられているのを見て心が動いたが、持ちこたえる。

しかし、ちくま文庫で「清水義範パスティーシュ100」という自選作品集が全6巻の予定として刊行中なのには抗いきれず、棚にある3冊をまとめ買い。「猿蟹合戦とは何か」「インパクトの瞬間」「全国まずいものマップ」各巻とも、既読率は8割くらいか。1冊目「猿蟹合戦とは何か」は、司馬遼太郎とか、丸谷才一とか、柳瀬尚紀とか、明確にモノマネの元が分かる作品が集められています。清水義範を読み始めた当時読書量の少なかった(今も少ない)私は、これらのおもしろみがいまいち分かりませんでした。それに比べて2冊目「インパクトの瞬間」は、「学術書の序文」「国語の入試問題」「取扱説明書」などなど、ありがちな文章のあるあるネタなので、当時読んでも楽しく、そして20年を経た今も古びないので、初読の人に勧めるのにも良さそうです。こういうタイプの文章ネタは、「細かすぎて伝わらないモノマネ」にも通じるものがあるかもしれません。

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