太宰治の辞書

新聞の書評欄で取り上げられるまで気づいていませんでした。その日のうちに書店に行って購入しました。まさか6作目が出るとは。版元は東京創元社から新潮社に変わりつつ、表紙は変わらず高野文子による《私》のポートレート。

内容的には、文学史上の疑問点を調べていく「六の宮の姫君」に近いものです。久しぶりの《私》との邂逅がうれしくもありつつ、17年間をまるで「スキップ」されたかのような感慨もありつつ。

そして何より、新たな作品が17年ぶりだということは、まるでこの間《私》の周りに謎らしい謎が起こらなかったかのように思えてしまうことが寂しくて。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください