壊れたHDDからSeagateにデータを救出してもらった

ハードディスクが壊れた

ハードディスクというものは、数年で壊れます。これまでも何度も危機的状況になって、カリカリいう中をギリギリで救い出したり、間に合わず大量のデータを失ったりしてきました。

で、今年1月、気づいたら外付けのHDDがまったくうんともすんとも言わなくなってしまっていました。保存しているものは主に音楽、写真など。特に、過去10年以上にわたるデジカメで撮りためた写真データと、既に公開が終了しているPodCastや、録音したラジオ番組などのデータはお金では取り戻せない。久しぶりにエラいことになった、と慌てました。何度かの失敗を経て、こんな感じの、2台に同時に保存する形のUSB接続HDDを使ってた頃もあるのですが、ファームウェアの更新に失敗して、普通の3TB、1台のものを使っているところでした。

「音楽については諦める、写真についてはgoogleフォトに画質が落ちたものがあるからそれを使う」という選択肢も考えましたが、改めてみてみると、結構画質が落ちていてちょっと後悔しそう。というところで、いわゆるデータ復旧サービスに数十万出すこともやむなしか、と思い始めたところで、シーゲートのサービスに気づきました。私の場合たまたまシーゲート製ですが、他社のメディアも復旧してくれます。

上記リンクなどによると、手付金が49ドル、成功報酬が650ドル。合計で7~8万円くらいですが、ハードディスク復旧というと10万円から数十万円という意識があったので、とても格安に見えます。ということで、依頼してみました。

シーゲート ラボ内復旧サービス

少し下がったところの「案件の依頼」から入力画面に入ります。

入力画面(英語)の記入方法

するとここから一気に英語です。ドイツ語、フランス語、中国語などは対応があるけど、残念ながら日本語はなし。

“Where do you live?” は、住んでいる国だから“Japan” で問題なし。

What device needs recovery?「デバイスの種類は何ですか?」

  • Single Hard Disk Drive – 単独のハードディスク
  • Flash – フラッシュメディア
  • Single SSD – 単独のSSD
  • RAID – RAID
  • Tape – テープメディア
  • Tablet – タブレット
  • Smartphone – スマートフォン

さまざまなメディアに対応しています。フラッシュメディアってのは、SDカード、USBメモリなども含むのでしょう。テープメディアはDATとか?

RAIDの場合、さらに、構成していたハードディスク台数、RAIDの種類を聞くダイアログが追加で出てきます。また、RAIDの場合はすべてのディスクを送付する必要があります。当然ですが。

“Enter Promo Code” という項目があるので、割引コードがどこかで配布されていたりするのでしょうか。

国とメディアの種類を入力すると、その下に料金が表示されます。申込時に49ドル、成功報酬として、フラッシュメディアだと550ドル、HDD、SSD、タブレット、ハードディスクだと650ドルが提示されます。なお、RAIDの場合、RAIDの種類と台数で値段が変わります。RAID5を4台で組んでいたりすると、3000ドル近くになりました。

“What happened to your device?” 「どんなトラブルですか?」

  • Media fell – 落っことした
  • Data overwritten – 上書きしちゃった
  • Data is corrupted – データが壊れてる
  • Drive won’t start up/spin – ドライブが動かない、回転しない
  • Cannot access drive anywhere on system – システム上のどこからもドライブにアクセスできない
  • Drive is clicking (please do not turn on again!) – 異音がする(電源を入れ直さないで!)
  • Drive became slow and then I could not access it – スピードが遅くなって、その後アクセスできなくなった
  • Water damage – 水の被害
  • Fire damage – 火の被害
  • I deleted my files/formatted my drive – 間違って消した、フォーマットした
  • I don’t know – わからない

原因も多彩です。Water Damage、Fire Damageあたり、災害時に被災したメディア、なんてのも対象になりそうです。

“Enter your ~ serial number(s)”

シリアルナンバーがある場合はここへ。Seagate製のメディアの場合、データ復旧無料サービス付きだったりするのでしょうか。

“Was your data encrypted?”

「データは暗号化されていますか?」されている場合、パスワードの入力を求められます。

“Is a legal action involved?”

「法的手続きがかかわっていますか?」裁判の証拠にするとか、そういう使い方ですか? ということだと思います。Yesにしても特に料金は変わりません。

“How do you want your data returned?” 「データをどのように受け取りたいですか?」

  • “I want my recovered data returned on a 4TB external Seagate Hard Drive” – 4TBのシーゲート製外付けハードディスクで受け取る
  • “I want 60 day access to download my recovery from a secure cloud account” – セキュアなクラウドからの60日間ダウンロードアクセスで受け取る

クラウドからの受け取りは、フラッシュなど、小さい容量のものに限られるようです。HDDの私の場合、ハードディスクでの受け取りしか選べませんでした。なお、「ダウンロード体験を最適化するため、クラウド・データ・リターンは、ドライブ、携帯電話、タブレット、フラッシュ・ドライブ、またはその他メディアの容量が最大200GBのユーザに最適です。」と、ここだけ日本語の解説が出てきます。

“What is the OS format would you like your data returned?” 「どのOSのデータフォーマットで受け取りたいですか?」

WindowsかMac。

“Which files are the highest priority?” 「一番大事なのは、どの種類のファイルですか?」

Photo / Video / Music / Email / Database (SQL) / Database (Oracle) / Database (Other) / Office files (.docx, .xls, .pst, .ppt, etc) / Exchange / Publisher / Games から選択。ExchangeやPublisherはマイクロソフトのあれらのソフト用のファイル?

“second highest” “third highest”で、3種類まで指定できます。

“Important File or Folder Name”で、具体的なフォルダやファイル名が指定できます。私はカンマでつなげて5個くらい列挙しました。

  • “Case status via email” – 進捗をメールで受け取る
  • “Case status via text” – 進捗をテキストメッセージ(おそらく携帯電話のSMS)で受け取る。

“Default Seagate Recovery Lab”「デフォルトのシーゲート・リカバリー・ラボ」

ここがくせ者でした。

選択肢としては、オランダと東京の2つがあって、その下に“I prefer to set up my own shipping.”というのがあります。その下、“Please note that for Alaska, Hawaii, and countries outside of the United States, Canada, or European Union, you must select “I prefer to print my own shipping”. When doing so, please make sure to include your case number on the packaging as well as inside of the packaging.”というのは、「アラスカ、ハワイからの荷物と、アメリカ・カナダ・EU以外からの荷物の場合、これを選んでください。そのとき、あなたのcase numberを外だけでなく、荷物の中にも入れておいてください」と言うことだと思います。素直に読むと日本からの場合これを選ぶことになると思います。

後は住所は氏名、支払方法を選んで送信します。

「オランダに送れ」との指示

受付が終わると、3通のメールが届きます。

  • “We have received your data recovery services case submission”「データリカバリーを受け付けました。」
  • “Seagate Recovery Services Engagement Receipt”「シーゲート・リカバリーサービス 申込金受領証」
  • “Shipping Label for Seagate Recovery Services”「シーゲート・リカバリーサービス用送り状」

1通目には、今回のcase numberが記入されています。データ・リカバリ・サービス | Seagate 日本の「案件の追跡」に、case numberとメールアドレスを入力することで、現状の確認ができます、と言っても「送付待ち」「修復中」「発送」「到着」の4段階くらいではありますが。

3通目がくせ者で、送り状には送付先としてオランダの住所が書いてありました。“I prefer to set up my own shipping.”を選べ、ってそっちが言ったのに! 東京だったら、何だったらレターパックでも送れるのに、オランダに送るとなるとEMSで2,000円以上かかります。

「何かあったら、ケースナンバーの書いてあるメールに返信して」とあったので、ダメ元で“I want to send my Device to Tokyo, Can I do it?​” と送ったところ、“Yes you can!”と返ってきて安心。大手町あてで送りました。送付には宅急便コンパクトを使いました。

で、宅急便コンパクトが大手町に届いた旨がクロネコヤマトのサイトで確認されるも、前述の状況確認では「送付待ち」から動きません。じりじりしていると、東京到着から5日、ようやく「到着済み、修復中」に変わりました。“We have received your media at our recovery lab”と書かれたメールも到着しました。もしかしたら、東京からオランダに転送してくれたのかもしれません。

14日後、返送

ステータスが「修復中」に変わってから14日後、またメールが3通届きます。

  • “Seagate Recovery Services Recovery Fee Receipt” 「シーゲート・リカバリーサービス 修復料金受領証」
  • “Your return media has shipped” 「返送するメディアを発送しました」
  • “Important information about your data recovery case #******” 「あなたのデータリカバリー******に関する重要なお知らせ」

実際のところは、最初の「受領証」が真っ先に来て、1日後に残り2通が来ました。成功報酬を取られたということは、成功したんだろうなと理解しました。15営業日程度かかる、と書かれていたところ、10営業日で完了したことになります。2通目には、発送した旨と、追跡のためのリンクが。UPSを使って、アムステルダム、ケルン、深圳、成田、東京を経由して我が家までやってきました。

3通目には、送られてくるHDDが暗号化されているため、復号のためのパスワードが記載されていました。暗号化はBitLockerで行われていました。もしかしたら、WindowsかMacかを書くところがあったのはこのためかも。

国内ではヤマトが担当していました。

送られてきたのはSeagateのBackup Plus 4TBという製品で、2.5インチ外付け、USB接続、バスパワーのHDDです。国内販売はしていないらしく、アマゾンでは輸入品が1.5万円くらいでした。

で、中身を見てみると、ほぼ復活しています! jpgの一部、昔の写真が破損していて、下半分から見えなくなっていたりするものもありましたが、99.9%は復活していると言っていいでしょう。よかった! 上記リンク先の中には、復活されるファイルについてメールで数往復のやりとりがあった、なんて話もあったところ、突然発送されて来ていたので逆に不安でしたが、聞くまでもなく復活できたからなのだと分かりました。

早速、復旧期間中に買ったHDD2台刺しのNASに保存して、大事に使っています。二度と使わないで済むことを祈っています。

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